日記らしきもの

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12月23日(Sat) 祝日 天皇誕生日
- アルスラーン戦記 16
 アルスラーン戦記 16読み終わり。
 1巻1ページ目の時点で分かっていたことだが、ほとんど残らず終わったな。残る予想はアルフリード以外は当たったと思うけど。
 途中10年以上空いてしまったから、変に期待する風の人が多かったんだろうけど、これで消化できる人少なそう。こんな結論にするなら、空けずにさっさと書いて終わらせて欲しかったよ。それが無理なら、絶筆にしてしまうか、王都奪還でやめて欲しかったわ。
 蛇王があんなにためて出てきたのに、なーんかあっさり死んだし、何じゃこれ感はすさまじい。ただ軍勢勧める程度で、何か特別活動したわけでもないし、肩の蛇の設定も生かし切れずに終わってるし。
 蛇王が現れたって、アルスラーンの兵隊が逃げたけど、他の軍の兵士はなんで逃げなかったんだろ。少なくともパルス人の兵隊なら逃げても良かったと思うだけどな。
 王都奪還後から「アルスラーンは解放王」とかなんとか書いてあったけど、結局子孫も後継者も残さず死んで、後の混乱期には、元奴隷は奴隷に戻ったろうし、短命政権の王って語り継がれるもんなのか?蛇王からの解放の功績は大きいだろうけど、結局混乱が始まっちゃってるしね。
 蛇王から完全に解放したわけじゃないみたいな感じだし、あの辺ズルズルって感じだよな。「後しらね」みたいな投げだした感じが、作者の心情の表れかね。
 残ったのが、パルスから逃げ出しちゃったけど、「なんでだよ」感がすごい。「蛇王が倒せなくて、どうにもならないけど、倒すために力を蓄えたいから一旦シンドゥラに逃げました」なら分かるんだが、「国内の軍事・政治基盤がなくなったから、シンドゥラに逃げました」は本当によく分からん。蛇王倒したんだし、何かしらの力は維持できるだろ。エラムに知略はないのかいな。
 アルスラーンが死んだ時点で結束している理由なんてどこにも無いと思われるんだが、ギーヴあたりはどっか行くと思ったんだけど、結局残ったね。アルスラーンの理念を守りたかったんだろうけど。それなら、パルスに残るべきだったんじゃないかな。
  十六翼将とか、大した功績無く死んでるの多いような気がするんだが、どういう基準だったのか?16って数字がパルスでおめでたい数字だったから、ほとんど数合わせだったんじゃないのか?半分以上知ってたら歴史マニアみたいな扱いだと思うよ。アルスラーン、ダリューン、ナルサス、エラム、ギーヴ、ファランギース、アルフリードの初期メンバーだけじゃダメだったのかね。
 ゾット族の黒旗とか、あっさり半分に切られちゃったし、族長死んじゃったけど、後世に残ったとは思えないんだけど。その辺の話はどこに消えたんだよ。わざわざ探して使ってるのか?
 ヒメルスが出てきて死んだけど、途中で野垂れ死か放置でよかったんじゃ無いの?わざわざここまで引っ張る価値のあるキャラじゃなくなってたでしょ。
 とってつけたように、ただただ見せ場があるわけでもなく、殺されるだけの展開が飽き飽きした。
 最後まで生きてたエラムを十六翼将が迎えに来たシーンとか、殺し漏れがないようにリスト作った結果じゃないかと邪推した。
 無理矢理嫌々書かされたから、適当に片付けましたみたいな終わり方。
 田中芳樹はもう読みかけないし、これで終わりだな。と思ったけど、創竜伝があったなぁ。どうせアルスラーン戦記の完結は出版不況のあだ花だろうから、創竜伝も似たような形で、完結するかもね。出ても買わなそう。


趣味 -> 書籍 #アルスラーン戦記 16


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