職種・資格と色覚の関係

職種・資格により、必要な色覚機能条件が存在します。
資格が取れたとしても、入職できないという場合もあり得ます。
就職選考の際には、最新の情報を入手・問い合わせ等をして下さい。
記載が古くなっている・間違っている可能性があります。
「(入職or資格取得)条件無いけど、(作業or仕事)出来なかったら、(自主的に)辞めてね」みたいな職種もあり、お互いに時間の無駄だから規定しようよとは思う。
「色覚が正常であること」等書いてある場合、石原式正常と言いたいんだと思います。「指定の検査方法で正常かどうかを確かめろ」と書いてある視覚・職業は少ないように思いますが。
石原色覚検査とパネルD-15の大まかな関係。
石原色覚検査（規定以上の誤答なし）
石原色覚検査（規定以上の誤答あり）→パネルD-15

免許
自動車免許・自動二輪・航空機・航空機(アメリカ)・船舶
職業
電車の運転士・競馬・競艇・競輪・オートレース・宇宙飛行士・海技士
公務員
警察官・消防官（士）・自衛隊員・海上保安官・入国警備官・皇宮護衛官・刑務官
航空関係業種
旅客機客室乗務員（キャビンアテンダント）・航空管制官・航空管制運航情報官・航空管制通信官・航空管制技術官空港保安警備員・空港保安検査員
医業種
医者・看護師・理学療法士・作業療法士・救急救命士
学校
航空大学校入学・海上保安大学校・海上保安学校・航空保安大学校

航空機

石原色覚検査表で正常。ただしパネルD-15検査結果においてパス判定の場合は、適合とする。
と書いてあるが。

日系の自社養成パイロットでは、
石原色覚検査（誤答なし）
石原色覚検査（誤答あり）→パネルD-15
パネルD-15がpassならOK。

どこかの段階で、アノマロスコープを使用していると聞いた。

船舶

小型免状：小型船舶操縦士
灯色識別検査又は塗色識別検査で（夜間の灯火の色を示す検査機器を用いて)、正常であること。

大型免状：海技士
石原色覚検査表正常又はパネルD-15をパス

警察官

色盲および色弱でないこと

過去警察官採用試験受験希望者に対し、パネルD-15の結果を指定の用紙に記載したことがある。

一般幹部候補生（飛行要員を除く）
色盲又は強度の色弱でない

第一空挺部隊
色盲又は強度の色弱でない

一般幹部候補生（飛行要員）
色覚：正常なもの

技術海曹（航空交通管制技能証明保有者及び航空交通管制基礎試験合格者）
色覚：正常なもの

自衛官候補生
色盲又は強度の色弱でないもの

陸上自衛官（看護）
色盲又は強度の色弱でないもの

防衛医科大学校学生
色盲又は強度の色弱でないもの

防衛医科大学校高等看護学院学生
色盲又は強度の色弱でないもの

陸上自衛隊高等工科学校生徒
色盲又は強度の色弱でないもの

自衛隊生徒
視力：両側とも裸眼視力が0.8以上又は裸眼視力が0.3以上で矯正視力が0.8以上であるもの

海上保安官

航海、機関、主計、通信・技術、整備
色覚に異常のない者（職務遂行に支障のない程度の者は差し支えない。）

飛行
色覚異常のないもの

競馬

色盲・色弱でない者

競艇

強度の色弱でないこと

競輪

記載なし

オートレース

色神異常でない方

宇宙飛行士

JAXA(2021 年度宇宙飛行士候補者募集要項)
色覚：裸眼で検査をして正常（石原式）

海技士

海技士（航海）
石原色覚検査表正常又はパネルD-15をパス

海技士（機関）
石原色覚検査表正常又はパネルD-15をパス、又は特定船員色識別適正確認表を識別できること

海技士（通信）
石原色覚検査表正常又はパネルD-15をパス、又は特定船員色識別適正確認表を識別できること

海技士（電子通信）
石原色覚検査表正常又はパネルD-15をパス、又は特定船員色識別適正確認表を識別できること